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11月の気まぐれ通信 [店主はるちゃんの気まぐれ通信]


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この度滋賀県の湖東の甲賀群土山町から美味しいどくだみが入荷しました。
長い間 伊吹山の素晴らし品質のドクダミ、スギナが入荷しておりましたが  天候不順で収穫が半減して入手不可能になりました。
その代わり  土山町からどくだみを分けていただける方がいて 仕入れさせていただきました。土山のどくだみも非常に爽やかで癖がなく 飲みやすいので びっくりしました。しかも ティーパックにしたので 飲みやすいです。毎日 続けられますので
美容と健康に  超おすすめです。
<お茶の産地の土山(甲賀群)のお話>
 昔からお茶の産地として有名です。
私も見た目も鮮やかで細くて手もみのお茶を県外から頂きますが 滋賀のお茶の美味しさは 見た目よりも
なんとなく苦味のある美味しさです。この味はどこのお茶にもない
底深い旨みです。さらに 最近土山(甲賀)からのドクダミを手に入れて
飲んでみますと 県内のどこよりも爽やかで 飲みやすいドクダミでびっくりしました。従来は伊吹山で(石灰岩)非常においしいでしたが 甲賀のドクダミがおいしいので不思議でした。そこでこの質のいいお茶の味や 癖のあるドクダミをここまで爽やかににするミラクルマジックの謎は何か?と調べましたら  なんとこの甲賀群土山は滋賀県で唯一 全国的にも大変珍しい  鮎河層群という 1700万年の豊饒な大陸棚が 火山のおかげでむき出しになった
超VIPなエリアとわかりました。ここは
化石の宝庫で 植物群 甲殻類 野生動物といった豊富な
生き物が土壌を形成して ミネラルが凝縮されている貴重なエリアと認識しました。(伊吹山は3億年前、鮎川は1700万年前)
以前から不思議だったのは 土山に入ると 山の美しさ 茶園の生き生き度  パワーみなぎる何かを感じました。滋賀県でこんなに生き生きしたエリアは珍しいです。
貴重な鮎川層群と聞いて  さまざまな謎が理解できました。
疑問は 点から点へとつながり 大きなパズルが出来上がりました。まず 甲賀郡と言う名称は 珍しい言い方です。忍者がすぐ浮かびますが 甲賀という文字は亀の甲羅 さらに 賀は 貝という文字が入っていて  いろいろないいものを集めているという意味らしいです。さらに<土山>→なんと単純で面白くない名称かと思いましたが 実は この土がそんじょそこらにある土じゃなかったから あえて 土山としたのだと思いました。確かに豊かな土壌の丘陵地です。<画面黄色>
さらに面白いのは 1200年前に 最澄が唐から持ち帰ったお茶の種子を近江に植えましたが (坂本日吉に植え )その後 土山と 宇治に植えた茶が 1番美味しく人気が出ました。いみじくも2箇所とも鮎河層群です。 お茶の名産地として(近江茶、宇治茶)の誕生。この お茶や野草は1700万年前の海からのギフトです。
感慨深くして  飲んでいただくと本当に  納得いたします。





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2021-09-0712月31日の気まぐれ通信 ブログトップ

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